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銅婚式、銀器作り

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大変更新期間があいてしまいました。

最近は土曜、日曜日で金工教室は開催しております。

少し前ですが、また銅婚式の記事をみられてご夫婦がタンブラー制作にいらっしゃいました。
あと、以前にタンブラーを作られた方が今度は銀器を作ってみたい、と新しく銀器に挑戦されました。
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銅婚式は結婚7年目のイベントです。毎年、〇婚式にこだわって何かを作られてるご夫婦がいらっしゃり、ありがたいことに検索でこのブログの記事がヒットする事が多いようです。
銅で記念になる何かを作られますが、最近はご夫婦でタンブラーが多いです。

1枚の銅板から叩いてタンブラーを作りますが、なかなか時間がかかり、最低でも2日必要となります。
制作の詳しい工程は、こちらをご覧ください。

1日叩いて、これくらいの感じになります。人によって進み具合は異なりますが、大まかなカップの形が出来ると良いです。白い器が、銀のものです。銀は銅に比べて非常に柔らかく、金鎚ではなくて木槌で叩いて絞っていきます。簡単に絞れるのですが、お値段が非常に高価です。一番左にある器はサンプルで私の作った銀器です。内側は金メッキしてあり、今回の銀器も完成後に金メッキをする予定です。
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2日目は銀を均し用の金鎚で優しく叩いて整えていきます。銀は綺麗な金鎚で叩いていくととピカピカになって気持ちが良いです。名前を打ったプレートを表面に貼りました。

銅のタンブラーも、形が出来ましたら底面に名前や記念日を打って入れていきます。
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タンブラーが完成しました。内側には錫がひいてあり、表面は硫化反応させて少し黒くしてあります。
銀器も形は完成です。この後、外側をマスキングしてメッキ屋さんで金メッキを内側にしてもらいます。

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出来上がったものがこちらです。
桐箱も用意し、とても素敵な銀器になりました。銀は相場で変動がありますが、このサイズの銀器の材料費、金メッキ代、桐箱等で約3万円ほどかかります。教室代も必要となります。
費用はかかりますが、一生使える器と思えばご自身用に作ってみるのも楽しく良い記念になると思います。銀器の制作をご要望の場合、先に地金を注文して用意しておくのに2週間ほどかかり、材料費は先に頂戴させていただきます。
まずはご相談くださいませ

お問い合わせは
metalsmith1117@gmail.com

恵和寮レリーフ

恵寮レリーフ2016

昨年制作したレリーフの設置された写真を頂きました。

恵和寮という、横浜市保土ヶ谷区にある施設に取り付けられました。
創立者の前田直蔵氏と前田睦子氏のレリーフです。前田夫妻は知的障害者教育の第一人者として知られる方です。

私は直接お会いしたことはもちろんないのですが、レリーフ原型を確認しに来られた恵和寮の職員の方がお二人ともよく似てます、とおっしゃってくださいました。お二人の人柄を想像し、優しい仕上がりになるように原型を作りました。荒く粘土を持って表現したりせず、丁寧にきめ細かく細部まで作りました。レリーフ自体は10mmも高さがないですが、立体感も綺麗に出せ、斜め上からの日光が当たるとより綺麗に見えます。

昨年に施設の建物を新しくし、入り口にこの創立者のレリーフを飾ることになったそうで取り付けられた壁面や周辺も新しく作られました。レリーフの右側には前田氏が生前よく口にしていたという言葉が書かれ、左側には文字が小さくて写真では読めませんが恵和寮の理念が書かれているそうです。レリーフのサイズは縦が750mmで横が650mm、厚さベースを含めて25ミリくらいあります。

残念ながら一般の人が施設の外から見られる場所ではないそうで、普段は見ることが出来ません。

第33回淡水翁賞受賞者展

第33回淡水翁賞受賞者展を見て来ました。

淡水翁賞は、公益財団法人美術工藝振興佐藤基金が行っている若手金工作家への奨励賞です。
私も第26回で受賞させていただき、それ以来大変お世話になっております。
例年ですと、受賞式の行われる3月末から4月の頭くらいまで、石洞美術館の一角で展示を行っていたのですが今回は日本橋のギャラリー壺中居で受賞者のグループ展が行われます。
今回は4名の方が受賞されており、鍛金の後輩の中嶋亜希さんが受賞されてます。伝統工芸の方が2名と芸大で金工を習った方が2名の展示でした。
対象が45歳以下の金工作家で、ジャンルは金属を使っていれば彫金鍛金鋳金ジュエリー七宝クラフトでも対象となっており、ユニークな賞です。
毎年年末に募集があるのですが、近年は応募者が少なくなってしまっているそうなので、若手の作家には是非とも大勢応募していただきたいです(推薦者が必要なのですが)。

金工は他の工芸のジャンルよりも大変でなかなか売れないとされるので、こういう応援してくださる方がいるのは大変ありがたいです。

第33回淡水翁賞受賞者展
会期は2017年7月25日〜29日
会場はギャラリー壺中居 103-0027東京都中央区日本橋3-8-5 tel03-3271-1835
時間は10時〜18時

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今週末は彫金の後輩の満田晴穂氏の個展を見に行って来ます。
最近はテレビ等にもよく出ているのでご存知の方も多いと思います。
間接が動く、自在置物を作っている作家です。個展の詳しい情報はこちらをご覧下さい。
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パリ②

パリ旅行記のその2です。

パリは5泊しましたが、到着した日の夕方のわずかな時間と最終日の数時間しかお日様が出てませんでした。ずっと曇りだったのもあってか、街中にあまり色味が無い印象でした。

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エッフェル塔。パリ万博の時に作られたそうで、奇麗な形をしてますが当時はパリに鉄筋の無骨な物を建てるのに反対の声も大きく、万博中の入場料で工事の経費の8割は回収出来たにも関わらずに期間を過ぎたら解体される予定だったそうです。ところが電波等としてアメリカまで通信出来る事がわかると恒久的に使用される事になりました。
登るのにエレベーターも着いてましたが、雨にも関わらずかなりの行列でした。
東京タワーはエッフェル塔を超えるものを、として作られたそうですが造形的な美しさではやはり敵わないと思います。

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ポンピドゥーデンター。現代アートを中心とした美術館で、近代のアートが数多く展示されてました。3Dプリンタで作られた物の展示もやってましたが、日本でみるサンプルとは比にならない大きな作品が多くて迫力がありました。今回の旅行で行った建物で一番高い場所はここの上かオルセーの上かのどちらかだと思います。あまり高い所には行きませんでした。

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オペラ。有名な建物の写真はこのアングルではありませんが、あまりよい写真が撮れなかったのでこちらから。公演は見られませんでしたが、日中の見学に行ってきました。舞台のところは撮影禁止でしたが、有名な階段や5番のボックス席のドアの所には行けます。
このあたりは人もおおいのですが観光客をねらったスリなども多いと言われてます。


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ノートルダム寺院。チャペルの部分は無料で入れますが、並んでいて結構時間がかかります。有名な鐘への入り口は向かって左側にあり、そちらは有料でした。その入り口に気付いた時はそちらもかなりの大行列で、平日なのに数時間待ちと思われるくらいの混雑でした。

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ノートルダム寺院の内部。大きな協会は中に入ると空間が広くて驚きます。どこもステンドガラスが奇麗です。


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近くのカフェでの食事の様子。美味しいのですが、やはり味付けが単調で飽きがくるのが早いです。


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自然史博物館。剥製がたくさんあります。他の美術館よりは空いていてオススメです。


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ドードーの剥製。他にも絶滅した動物の剥製もあります。


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自然史博物館の一角にある古代生物の骨格の展示されているエリアです。
ここは迫力がありました。動物の骨をはじめ恐竜の骨、アンモナイト等が展示されてます。中には奇形の骨格などもあり、見応えがあります。ここもルーブルとかに比べると空いていてゆっくり見て回る事ができますし、写真も撮影出来ます。
パリと言うとルーブルなどが有名ですが、ここに行くのもおすすめです。


パリからロンドンへはユーロスターで行きました。当日や、使用出来る期間が長いチケットは高いですがネットで事前に予約しておくと2席で1人7700円くらいで行けました。メールで送られて来たQRコードを改札ゲートにピッと読み取らせるだけで簡単に出国窓口へいけます。

イギリスは入国審査が厳しく、特に私は数年前に1年間滞在していた為に審査で何か言われないかと少しヒヤヒヤしてました。イギリスの学校を出た人が間をあけずに再びイギリスに入国しようとしたけど出来なかった話や、何回も行ってる人は不法滞在を疑われて強制送還されたりします。幸い、今回はすんなりと入国出来ました。

パリからロンドンまでのユーロスターは2時間30分くらいですが、時差の関係で時間的には1時間半しか進みません。ちょっとだけお得な気分になれます。日本人が掘ったと言うドーバートンネルは距離的には30キロ程度なので、トンネルの時間は20分くらいでした。あっという間にロンドンへ行く事が出来ます。

パリとイギリス

パリとイギリスに行って来ました。

イギリスは2010年9月〜2011年8月まで文化庁の新進芸術家海外研修制度で行ってましたが、当時は他の国へ行く事は出来なかったのでお隣のフランスにも行けませんでした。
なので、今回フランスのパリは初めてになります。海外旅行自体そんなに馴れてませんので、英語圏でない国へ行くのは台湾以外では初めてになります。

フランス、パリと言えば芸術の都と知られ、ルーヴル美術館はじめ有名なミュージアムがあり、多くの芸術家がフランスで活動してた事で知られてます。日本からもフランスへ行ってアートを勉強した芸術家が沢山います。
そんな事もあり、一回行ってみたいとは前から思ってました。

仕事ではないのでただの観光記事になってしまいますが、忘備録としてざっと書いてみたいと思います。

日本から北京経由で15時間、片道49000円の航空券でパリへ。エアチャイナでしたが、割と快適でした。
ホテルもそうですが、航空券や電車のチケットも早めにネットで予約すると大分安くなります。ただ、旅行会社のパッケージプランと違うので後から変更がききません。

18時くらいにパリに到着しホテルへ向かうのですが空港から出ている高速地下鉄のRERのB線は治安が悪いと有名でした。途中、いきなり途中の駅で止まって降ろされる事になりましたが、時間もそんなに遅くはなかったので何とか無事にホテルまで。パリの地下鉄や安いホテルはエレベーターが無いので大きな荷物だと大変です。

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翌日、ルーヴル美術館。とにかく混むと聞いていたので8時半前にはピラミッドへ。チケットよりもボディチェックに時間がかかると聞いてましたが、事前にチケットがある人の方が先にボディチェックして入れていたので先にチケットを用意出来るならした方が良いですね。
1日で全部観られるとは思ってないので、気になる所を中心に観ますが人気なのはやはりモナリザとミロのヴィーナスみたいです。


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サモトラケのニケ。この階下からのアングルがとても奇麗でした。最初は空いてましたが、後でまた通った時はモナリザよりも混雑してました。

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光の感じもとても奇麗です。ここでデッサンしたくなりますね。
ミロのヴィーナスは違う場所にあり、それもみましたが正直なところ光があまり奇麗ではありませんでした。


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モナリザはダヴィンチが制作したもので現存する物は15点ほどしかなく、その中でも一番状態がよいのがモナリザなのではないでしょうか。ルーブルにはモナリザへのルートがあちこちに書いてあります。早めにいったのでそれほど混んで無い状態で観る事ができました。防弾ガラスの向こうなので間近に観る事は出来ませんが、ついに観る事が出来たか、と感慨深いものがあります。

ルーブルは大きく3つの建物の構造になっているのですが、詳細はガイドブック等を読んだ方が良いです。私も一回行っただけではまだまだわからない事が多いです。

近くにはオルセー美術館もあります。そちらはゴッホの自画像があります。ルーブルの一角には装飾美術館もあり、そこも充実してました。時間がなくてかなりかけ足で観てしまったので少し残念です。



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土曜日の朝の蚤の市。いろいろと売ってますが、工具店を発見。

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こちらは鏨や刻印、金型などを売ってる露店。かなり面白いお店でした。重たくなければ買って帰りたい物が沢山ありました。

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購入した工具。全部で30€。このコンパスはアジャストが簡単に出来る構造になってます。日本でも昔はありましたが、最近では作られてないと思います。


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カタコンブ。600万人分の骨が埋葬されてます。地下鉄より深い位置にあり、細く狭い階段を下りて行った先にあります。なかなかマニアックなところです。頭蓋骨と大腿骨ばかりに見えてしまうのですが他の骨もあるはずです。


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フランスの家庭料理が食べられるというお店での食事。
量が半端ないです。そして芋芋芋芋。フランスはシェアして分けるというのがないみたいで、皆さん1人一皿むしゃむしゃと食べていました。フランスのパンはおいしいですが、フランスパンは中はもちもちですが外が硬く、口の中がズタボロになりました。よくイギリスは食事がまずいけどフランスは美味しい、みたいに言いますが味付けのせいか私は割とすぐ飽きてしまいました。

ホテルはイタリア広場という所の近くでした。パリは場所によって治安が悪かったりするそうで、スリなどはかなり多いそうです。youtubeを見るとスリの現場の動画などあったりして、ちょっとイメージと違い過ぎて驚きます。

物価は今の日本(2017年3月)より少し高いですね。ロンドンの方が安く感じました。
人の服装や、お店のショーウィンドウはとてもお洒落です。建物や街の風景は色が無く、グレーです。

長くなったので次回に続きます。
プロフィール

Kohei Yoshida

Author:Kohei Yoshida
金属工芸家
http://koheiyoshida.com/

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