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パリとイギリス

パリとイギリスに行って来ました。

イギリスは2010年9月〜2011年8月まで文化庁の新進芸術家海外研修制度で行ってましたが、当時は他の国へ行く事は出来なかったのでお隣のフランスにも行けませんでした。
なので、今回フランスのパリは初めてになります。海外旅行自体そんなに馴れてませんので、英語圏でない国へ行くのは台湾以外では初めてになります。

フランス、パリと言えば芸術の都と知られ、ルーヴル美術館はじめ有名なミュージアムがあり、多くの芸術家がフランスで活動してた事で知られてます。日本からもフランスへ行ってアートを勉強した芸術家が沢山います。
そんな事もあり、一回行ってみたいとは前から思ってました。

仕事ではないのでただの観光記事になってしまいますが、忘備録としてざっと書いてみたいと思います。

日本から北京経由で15時間、片道49000円の航空券でパリへ。エアチャイナでしたが、割と快適でした。
ホテルもそうですが、航空券や電車のチケットも早めにネットで予約すると大分安くなります。ただ、旅行会社のパッケージプランと違うので後から変更がききません。

18時くらいにパリに到着しホテルへ向かうのですが空港から出ている高速地下鉄のRERのB線は治安が悪いと有名でした。途中、いきなり途中の駅で止まって降ろされる事になりましたが、時間もそんなに遅くはなかったので何とか無事にホテルまで。パリの地下鉄や安いホテルはエレベーターが無いので大きな荷物だと大変です。

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翌日、ルーヴル美術館。とにかく混むと聞いていたので8時半前にはピラミッドへ。チケットよりもボディチェックに時間がかかると聞いてましたが、事前にチケットがある人の方が先にボディチェックして入れていたので先にチケットを用意出来るならした方が良いですね。
1日で全部観られるとは思ってないので、気になる所を中心に観ますが人気なのはやはりモナリザとミロのヴィーナスみたいです。


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サモトラケのニケ。この階下からのアングルがとても奇麗でした。最初は空いてましたが、後でまた通った時はモナリザよりも混雑してました。

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光の感じもとても奇麗です。ここでデッサンしたくなりますね。
ミロのヴィーナスは違う場所にあり、それもみましたが正直なところ光があまり奇麗ではありませんでした。


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モナリザはダヴィンチが制作したもので現存する物は15点ほどしかなく、その中でも一番状態がよいのがモナリザなのではないでしょうか。ルーブルにはモナリザへのルートがあちこちに書いてあります。早めにいったのでそれほど混んで無い状態で観る事ができました。防弾ガラスの向こうなので間近に観る事は出来ませんが、ついに観る事が出来たか、と感慨深いものがあります。

ルーブルは大きく3つの建物の構造になっているのですが、詳細はガイドブック等を読んだ方が良いです。私も一回行っただけではまだまだわからない事が多いです。

近くにはオルセー美術館もあります。そちらはゴッホの自画像があります。ルーブルの一角には装飾美術館もあり、そこも充実してました。時間がなくてかなりかけ足で観てしまったので少し残念です。



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土曜日の朝の蚤の市。いろいろと売ってますが、工具店を発見。

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こちらは鏨や刻印、金型などを売ってる露店。かなり面白いお店でした。重たくなければ買って帰りたい物が沢山ありました。

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購入した工具。全部で30€。このコンパスはアジャストが簡単に出来る構造になってます。日本でも昔はありましたが、最近では作られてないと思います。


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カタコンブ。600万人分の骨が埋葬されてます。地下鉄より深い位置にあり、細く狭い階段を下りて行った先にあります。なかなかマニアックなところです。頭蓋骨と大腿骨ばかりに見えてしまうのですが他の骨もあるはずです。


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フランスの家庭料理が食べられるというお店での食事。
量が半端ないです。そして芋芋芋芋。フランスはシェアして分けるというのがないみたいで、皆さん1人一皿むしゃむしゃと食べていました。フランスのパンはおいしいですが、フランスパンは中はもちもちですが外が硬く、口の中がズタボロになりました。よくイギリスは食事がまずいけどフランスは美味しい、みたいに言いますが味付けのせいか私は割とすぐ飽きてしまいました。

ホテルはイタリア広場という所の近くでした。パリは場所によって治安が悪かったりするそうで、スリなどはかなり多いそうです。youtubeを見るとスリの現場の動画などあったりして、ちょっとイメージと違い過ぎて驚きます。

物価は今の日本(2017年3月)より少し高いですね。ロンドンの方が安く感じました。
人の服装や、お店のショーウィンドウはとてもお洒落です。建物や街の風景は色が無く、グレーです。

長くなったので次回に続きます。

堀内政三先生胸像制作

忙しかった為にしばらく間が開いてしまいました。

昨年末は、以前私が在籍していたアトリエ、金属工房セブンポイントにて胸像制作のお手伝いをしてました。
セブンポイントの代表の岡島延峰さんが、巣鴨学園の前校長先生の堀内政三先生の胸像を制作していたのでそのお手伝いです。

デザインは話には聞いてましたが、よくある偉い先生の胸像ではなく、全校長先生がどんな人柄だったのか、を伝える為に両手に学校で生き生きとしている生徒を沢山手に抱えて見つめて微笑んでいる、というものでした。
私は出身者ではないので面識もなければお名前も存じ上げなかったのですが、お話に聞くと教育熱心でカリスマ校長先生として知られている方だったそうです。


制作は鋳造を基本に行いました。素材はブロンズです。
よくある胸像でしたら腕も身体と一体ですのでまとめて鋳造出来るのですが、今回は腕を出していたり、手の作りや首もと、子供達も沢山作るので幾つかの部分に分けて鋳造してそれを溶接したりして組み上げました。原型を作るだけでも大変なのですが、特に子供はその中で顔と手がまた別に作って組み立てる必要があり、部品数だけでも相当な数となりました。子供の数は全部で30人います。

写真を見ただけでは重さは分りませんが、胸像部分だけで100キロ以上の重さになります。
全体のパーツが仕上がり、仮組をして修正個所を直し、再度ばらしてから緑青を吹かせていきました。


日本で胸像、銅像というと正面を向いているだけのものが多いですが、海外に行きますとバリエーションの豊かさに驚きます。街中にある銅像ですらさまざまがポーズをとっていたりします。モデルとなる人がいて、「その人らしさ」をそれぞれ考えてポーズを決めて作られてます。
日本でも、例えば少年よ大志を抱けと言ったクラーク博士が遠くを指差しているポーズや、坂本龍馬が着物に片腕を入れながら大海原を見ているポーズなど、稀にその人らしさを感じさせる銅像がありますが、学校にある銅像や胸像になりますとどれも形式的で、ただあるだけ、というものが連想されます。
その人がどういう人で、どんな理想を持っていたのか、を表現するのが銅像や胸像の魅力だと思いました。
死後、教え子たちから胸像を造りたいと言われる事も校長先生としては嬉しいことかと想像します。
なかなか他にはない胸像が造れたと思います。

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銘板は固定中の為にしばってあります。


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緑青完成後。この後、ワックスを塗って光沢を出します。


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組み立ててしまうと見えなくなってしまう手のひら。見えなくなってしまう所ですが、細部までしっかりと作ってあります。

鍛金タンブラー制作体験

鍛金、1枚の銅板を叩いてタンブラーを作るコースのご紹介です。

タンブラーは持ち手のないカップ状の器です。冷たい飲み物を飲むのによく使われます。
氷を入れると銅なのでとても冷えて美味しく飲めます。アイスコーヒーや麦茶、ビールや焼酎などさまざまなものに使えます。
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写真は完成したものです。手作りのタンブラーで飲むお酒はまた格別な味です。


作り方はマグカップと基本的には同じです。持ち手がないので、背を高めに作ります。

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銅板を直径16センチの円にカットします。板の厚みは1㎜です。

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バーナーで熱して600度まで温度を上げます。銅板を叩いて絞る時にはこうして火をかけて熱して柔らかくしておきます。

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当て金と金鎚を使って絞って1枚の板をカップの形状にしていきます。

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ほぼ形が出来た所です。
ここから水平をだして口の部分を整え、内側に錫を引いて表面を硫黄で反応させて着色して完成となり、最初の画像のものになります。


時間は、初心者の方で2日くらいかかります。早い方ですと1日半くらいでしょうか。
経験者で馴れている方ですと1日でも制作が可能かと思います。

もし、初めての方で作られるのでしたら2日見ておいてください。
材料費は2000円となります。

教室は毎週土曜、日曜日で予約制となっております。1週間前までにご連絡頂けると助かりますが、スケジュールが空いていれば前日のご連絡でも対応可能です。
基本的に彫金鍛金それぞれ2名様、最大で合計4名様までとなっておりますが、若干は融通が利きますのでご相談ください。
教室の授業料は、
1日コース 10:00~13:00 13:30~16:30 計6時間 6,000円
半日コース 10:00~13:00 または 13:30~16:30 どちらか3時間 3,500円
入会金等はかかりません。

1日コースは半日コースよりもお得となっております。
当アトリエでは1日6時間制作する事で、途中で制作が止まってしまったりして制作に時間がかかってしまう無駄をなくせる様になっております。集中して、みっちり制作する事が出来ます。
2名様以上、1日コースのご予約でしたらご希望の平日での対応も可能です。

作業が出来る服装かエプロンをご用意ください。サンダル、ハイヒールは危険ですのでご遠慮ください。

場所は、
東武東上線川越市駅から徒歩10分
西武池袋線本川越駅から徒歩15分 です。
駐車スペースはございます。

プライベートの工房の為、ご予約を頂けた方に場所等の詳細は連絡させていただきます。

こちらまでお問い合わせください
metalsmith1117@gmail.com



あいちトリエンナーレ

あいちトリエンナーレを見に愛知県に行ってきました。会期や会場等の詳細は公式サイトをご覧ください。10月23日までです。

国際芸術祭は最近多く開催されてますが、私は今回初めて見にいきました。
トリエンナーレなので、あいちは3年に一度で3回目の開催です。

私は普段は工芸をやってますが、アート全般に興味はありますし、現代アートやインスタレーションをやっている友達もいます。機会があれば見に行きたいと思いつつ、中々足を運べてませんでした。

会場が名古屋、岡崎、豊橋の3ヶ所で開催されており、その中で会場が離れていたりもしますし作品点数が多いので全部しっかりと見るには数日は必要となります。二日間で3ヶ所を急いで見て回りましたけど、時間はもっと欲しかったです。

やはり名古屋は参加作家も多いし県立美術館は大きいので見応えもありました。先日の日曜美術館でも特集されていました。
大きな白い空間、というのがあるのが美術館の特徴ですね。もちろん、部屋によって暗い部屋もありますが、展示をする為に作られているだけあって現代アートやインスタレーションの作品が映えて見えます。
実物とふれるとアートってやはり面白いと感じます。テレビや美術誌で目にする事は多いですが、大きな空間を使ったインスタレーションとかは実際に行ってみないと分らないです。
工芸品って大きさがだいたい想像出来るので写真で見て実物を想像する事はそんなには難しくはないですが、現代アートや絵画彫刻ってイメージと違う事も多いです。

多くのこういった芸術祭もそうですがアートイベントは美術館だけじゃなくて古い空いてる建物を利用して行われる事が多いです。空間や建物と合って更によい作品になっているか?は結構重要だと思っていて、今回は結構作品と空間がマッチしていて面白いのが多いと感じました。
作品がなくても空間や建物だけで十分面白いって所が選ばれているので作品の勝利じゃなくて建物とか空間の勝利じゃないの?ってのもよくあって、工芸の作品の完成度は高いけど周りの空間との関係はあまりないってのと方向性は逆だけど悩みは似ているのかな、なんて感じます。
まあ、もちろん中には無理矢理すぎるよな、、っていうのもありました。


見たものを全部書くとキリがないので、気になった作品の写真を載せておこうと思います。
写真は作品だけでなくて気になった建物もあります。

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検索キーワードにお答えします

ブログのアクセス解析で検索キーワードが分るのですが、検索する言葉はそれや関係する事を知りたいからだど思います。
なので、定期的に当ブログへのアクセスのきっかけとなった検索キーワードについてお答え出来る事を答えて行きたいと思います。
とは言え、どこまで答えたら良いのかはなかなか難しいのであくまでも更なる検索に繋がる程度にお答え出来たら、と思います。

8月の検索キーワードの中から、幾つかピックアップしました。

1.『鍛金 木槌』

鍛金で使用する木槌は何種類かありますが、「唐紙槌」「鐘木槌」の2つが形状としてはメインです。大きさは作る物に合わせてそれぞれ何種類か欲しいところです。「唐紙槌」は絞ったり叩いて曲げたり、平にしたりするのに使います。「鐘木槌」は平らな銅板を臼でドーム状にする時や、内側から叩いて外に膨らませる時に使います。


2.『鍛金 コーヒーカップ』

鍛金で作れるコーヒーカップは、ほぼ間違いなくアイスコーヒー専用になります。熱伝導が良いので、熱湯を入れると金属は手で持つ事も口を付ける事も出来ません。
コーヒーカップの素材としては、銅、真鍮、錫、銀、などが考えられます。他にも金やチタンも考えられます。


3.『作家銅製品 錫が引いてないもの』

昔、銅の錆の緑青は毒だと言われてました。そのために銅製品の内側には錫を引くのが法律で決まってました。
が、緑青は無毒であると解明されたために今はその法律は無くなっており、厚生労働省の指導ではむしろ剥がれる可能性のある錫は引かない方が好ましい、とあります。

ただ、錫引きをされていない銅鍋などで料理をする場合、煮物を中にいれて翌日まで置いておくと料理に緑青がわいてきてしまい、見た目がよろしくありません。味は、料理が甘くなる、と言います。
料理を作ってその日の打に食べてしまうか、別の容器に移して保存するのであれば問題ないと思います。

飲み物等のカップですと、銅の味が飲み物に移ってしまう、と言います。お湯を沸かすやかんくらいでしたら特に気にする必要はないと思います。

錫は、引いてあっても無くても使用目的や使い方によって問題なく使えると思います。


4.『彫金 硫酸ポット』

希硫酸を入れる容器の事かと思います。
容器は酸に耐えるものであれば使えます。彫金ですとそんなに大きくなくても良いかと思うので、タッパーやバケツ、ガラスの小瓶などでしょうか。
希硫酸は温めた方が反応が早いこともあり、イギリスではシチューを温めるステンレス製の電気ポットを使っている人も大勢いました。


5.『金属 取って 手作り』

何の取っ手かは分りませんが、金属ではいろいろが取っ手を作る事が可能です。
私も地金から作ったり、原型を作って鋳造したりして取っ手を作った事はあります。建具などでオリジナルの取っ手をつくるのも素敵だと思います。


とりあえず、今回は5つの検索キーワードについて答えてみました。
ご質問がございましたらメールでもお答えいたします。

metalsmith1117@gmail.com
プロフィール

Kohei Yoshida

Author:Kohei Yoshida
金属工芸家
http://koheiyoshida.com/

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