FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

理化学研究所の見学

少々芸術とは違う内容なのですが、20日に和光の理化学研究所の一般公開に行ってきました。
理化学研究所については、こちら。

年に一回、一般向けに研究施設を公開してくれています。
もともと文系な私ですが、震災以降理系というか物理のニュースをこまめに見ていたせいか、結構興味がありました。
和光駅から送迎バスで行きましたが、通っていた高校が理研の傍だったのであることは昔から知ってましたが中に入るのは初めてでした。
パンフレットを貰ったら、もうおもしろそうな事しか書いてありません。
オーロラを見るとか最新加工技術だとか放射線を観るだとかブラックホールを体験するだとかIPS細胞だとかもうワクワクでした。建物自体は、ぱっと見る感じは古い研究施設といった感じなのですが敷地は広く、ちょっとした大学よりも広いのではないでしょうか。

午前中から最後まで沢山みたのですが、面白かったものを少し紹介したいと思います。

理論物理学者、理論屋さんのスライドです。
議論の仕方がとても印象的でした。何かを考えて意見をいって、反論を受けてそれに耐える。耐える事によって最初の意見がより確実な意見となる。『反論を受けること、それに耐える事。』これの繰り返しこそが強い意見となります。スポーツとしてのディベートと同じです。

IMG_2178_convert_20130423223253.jpg

1枚目のスライドでグッと来たのが「自らの興味と好奇心を満足させる唯一の方法」。
非常に分り易く、目的と手段が書かれています。ジャンルは違えど、何の為にその仕事を選んだのか?と聞かれたらこう答えるしかないよね、と改めて思わされました。

IMG_2179_convert_20130423223322.jpg

ツイッターで、このスライドは他の見学者の人もupしていて物理学者の方にまあその通りと言われていました。計算と議論ではないですが、自分もこれに近い所はありますね。常に、悩んでいます。時には夢の中でも。

IMG_2180_convert_20130423223346.jpg

科学の成果の展示を廃し、というのがもうアートの領域です。その過程にも魅力があるのは芸術も同じです。(めんどくさかったのだろうなぁ。)

IMG_2181_convert_20130423223406.jpg

議論は分るのですが、なぜ全てが数式で行われるのか、は私にはまだ理解が出来ません。

IMG_2182_convert_20130423230327.jpg

まさしく、アートですね。

IMG_2183_convert_20130423223446.jpg

黒板、でっかいです。

IMG_2184_convert_20130423223510.jpg

歓喜。

IMG_2185_convert_20130423223531.jpg


宙に浮く様です。


実際に、議論も行われていました。

IMG_2186_convert_20130423223549.jpg

日本人2名、外国人1名の合計3名で議論されていました。言語は英語です。
他の展示では、外国人が中心の研究室もあり、そこでは公用語は英語の様でした。

大きな黒板に難しい数式が並べられていて、3人が意見を言い合いながら数式の一部を消したり、新しい数式を書いてみせたりしていました。日本人のうちの1人は年配で、偉い人なのだと思います。

言語が英語というのもあるでしょうが、3人の言葉の使い方が平等で、年齢に関係なく意見を言う事が当たり前なのが日本人からしてみると不思議でした。
言葉も全部理解できる訳ではないですが、it should be~ it maybe~ とか、割とアバウトな切り口から議論がすすめられてもいました。

年配の人も、意見を言われたらそれにたいしてしっかり意見を言う。そんなのはどうだっていいとか、だまってやれとか、なんで言う事を聞かないんだ、とかそういう返しはしない。意見に対して、意見で返す。曖昧な言葉でなんとなく素敵な話で纏めない。日本人が話し合いやディベートが下手とされるのは言語の問題ではなく、空気を読め、的な感覚で分り易い言葉で返していないからだな、と痛感しました。
自分の作る物に対して、ひとりよがりでなく第三者に理解を与える事。そんな事の重要性を考えさせられました。

スポンサーサイト

金沢健一さん個展

IMG_2174.jpg
金沢健一さんの個展を見て来ました。アトリエが川越にある大学の先輩にあたる方です。
川越市立美術館の入り口に作品が設置されてもいます。

テレビなどにもたまに出演されており、youtubeでいろいろと見る事が出来ます。
https://www.youtube.com/watch?v=Oz53w_k_j_A

今回の個展は、音の作品ではなく、鉄の彫刻でした。

お話を聞かせてもらって、なるほどと感じたのですが1枚が70㎜x120㎜の鉄板を8枚組み合わせた彫刻が120体あったのですが、「組み合わせ方」が問題でした。

同じ板のピースですが、組み合わせのパターンが左上にあわせる、右上にあわせる、など全部違っており、120個の彫刻全ての形が違うものとなってました。

造形を考える時に、鉛筆をもって線を書いて考える事が多いですが、この作品はパターン化された組み合わせ、という発想から生まれて来てました。
具象でも抽象でもなく、数列を形に表したものとなってます。(そういう意味では具象なのでしょうか)

youtubeの動画もそうですが、音やパターンといった目に見えないものを可視化する、というのは現代美術ならではの表現として非常に面白く感じました。鉛筆を持って線を描いて偶然生まれた線を拾うだけなく、発想の着眼点として新鮮に感じました。ふだん、技術を重用視されがちな工芸をやっているので、ギャップは大きいのですがこういう着眼点に気付く事が新しい何かを見つけるヒントになると思います。

コンセプチュアルで勉強になりました。

ギャラリー なつか
24日までです。
http://homepage2.nifty.com/gallery-natsuka/natsuka/schedule.html

第52回現代工芸美術展

久しぶりの更新になってしまいました。

来週18日より23日まで、東京都美術館で開催される第52回現代工芸美術展で作品が並びます。

http://www.gendaikougei.or.jp/

チケットが若干ですがあります。もし、ご興味がある方がいらっしゃいましたらメールを頂ければ送らせて頂きます。宜しくお願いいたします。
プロフィール

Kohei Yoshida

Author:Kohei Yoshida
金属工芸家
http://koheiyoshida.com/

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
リンク
このブログをリンクに追加する
検索フォーム
RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。