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放射性物質トリウム入りタングステンについて

 昨年の震災以降、放射性物質の存在は私達の生活に様々な影響を与えている訳ですが、今懸念されているセシウム以外にもう1つ、身近な放射性物質がありました。

 Tig溶接の電極棒に使われるタングステンという金属があるのですが、その種類に『トリウム入りタングステン』(以下トリタン』というものがあります。この、トリウムが放射性物質でした。



 追記:トリウム入りタングステンは、赤い色でマークされているものです。緑だったら、純タングステンです。
    全てのタングステンがトリタンという事ではありません。
    

 私も、学生時代からずっとTig溶接は使っていますし、このトリタンもこれまでどれだけ使って来た事か、というレベルです。で、少々気になってこのトリウムを調べてみました。

 まず、wiki
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
 名前の由来が雷神トールだったり、液体状態である温度がかなり高い事が分ります。半減期が、なんと140.5億年! セシウムやプルトニウムの比ではありません。面白いのが、結晶体が面心立方格子なので、銅とかと同じですが1400度くらいで体心立方格子へ変化するとあります。鉄とかですね。wikiでは、トリウムが最終的にウランに変化するので、核燃料として使われるととあります。

 こちらのページでは
 http://eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20090805/101975/?P=1
 ウランの代わりに核燃料として原発に使われていると書かれています。ウランと違い燃やしてもプルトニウムを発生しないとありますが、トリウムがウランになるのならプルトニウムを発生するのでは??まあ、この辺は専門家でないと分りませんね。 
 

 
 で、肝心な放射線量は?という事ですが、こちらに書いてありました。
 http://amino-sangyo.com/free_9_3.html

 正直、予想以上に高くて驚きました。
 φ3.2のトリタン30本で『15μSv/hr』。うちには、φ1.6のトリタンが9本あります。(元は10本入りで、1本は使い切りました。)単純計算で体積が半分で本数が1/3だから約2.5μSv/hrくらいでしょうか。ちなみにバックグラウンドは0.06μSv/hrくらいです。

 で、それはどれくらい強いの?というと、こちらに書いてありました。
 http://radi-info.com/q-1523/
 以下、部分抜粋です。
 
 タングステン電極棒(直径2mm、長さ15cmを想定)の重さは約9gですので、電極に含まれるトリウムの放射能は71×9≒640ベクレルとなります。 1日の使用時間を10時間、および電極棒と使用者の距離を20cmと仮定し、上記ガイドラインにしたがって「外部被ばく線量」を試算すると、年間約10マ イクロシーベルトとなります。

 まあ、1日10時間溶接のトーチを持ち続ける人はいません。うちの溶接機は空冷なので最大パワーで4分しか動きません。半分の出力なら8分ですが、4分溶接を続ける事も私はありません。なので、上の計算は極端な例、と言って良いかと思います。それよりも、その先に書かれている内部被曝の方が気になります。

 抜粋
 一方、溶接作業に伴う煙の吸入、および電極棒の削り粉を摂取した場合という「内部被ばく線量」については、その特殊性のために適当な評価方法が定められておらず、申し訳ありませんがこの場でお伝えすることはできません。

 よく分らないそうです。トリタンの電極の先を削るときは、なるべく吸い込まない様にするのが良いのかとは思います。イギリスのタングステンを研ぐ機械は、専用のものがあって鉛筆削り器の様にタングステンを差込んで削るのですが、粉が飛び散らない様になってました。(ちなみに、私のいた大学はTig溶接機は彫刻科のセクションにしかなく、許可を得て使う必要があって面倒だったので講習は受けたものの一回も使いませんでした。)

 そして、人体にはどう影響があるの?と調べてみた所またwikiですが
 『トリウムは半減期の長いアルファ線源であり、外部被曝より内部被曝のリスクが高い。体内に入ると、肺、すい臓、肝臓について発癌危険性がある。』と、あります。

 これ以上は、分りませんでした。余談ですが、、トリウムの放射能は人体に影響がないとするページも見つけましたので一応、リンクだけは貼っておきます。http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/221115.htm

 外部被曝を気にするよりも、トリタンを削る時に極力吸い込まない様にする。が、今の所の私の対策です。
 
 訂正箇所、情報等ございましたらご一報くださいませ。
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川越市立美術館協議委員会

 しばらく更新が開いてしまいました。少々、バタバタしてました。

 この度、川越市立美術館協議委員会なるものになりました。とは言っても、外部の委員で年に数回の会議に参加する程度のボレンティアなのですけれども。2月に小論文を提出し、3月に面接をして先月に決定の通知を頂きました。詳しい人に聞いてみたら、行政に民間の意見を取り入れる事の一環としてのものだそうです。

 決まった事なので正直な所を遠慮なく書かせて頂きますと、小論文と面接でも言った事なのですが川越市立美術館の展示は割と『保守的』な内容が多く、「地元にゆかりのある◯◯」という説明書きがいつもされている印象で、現代アートや若手の作品等の展示が全くないものだと思ってました。また、川越市立美術館のテーマは『交流』なので、何をもって交流というのか?という点を投げかけました。地方の小さな公立の美術館なので制限も多いのでしょうけれども、近年大成功した金沢21世紀美術館も公立でしかも現代のものに特化しているという例や、インターネットの発達により昔では考えられなかった交流もある事を言ってみました。

 地元にゆかりがあるという事を全面に出しすぎる事と、地元を大切にする事は違う事と考えます。

 まあ、発言権は弱いので何が出来るのかさっぱり分ってませんが、美術館と関われる事をいろいろと楽しみにしてます。
プロフィール

Kohei Yoshida

Author:Kohei Yoshida
金属工芸家
http://koheiyoshida.com/

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