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鍛金タンブラー制作体験

鍛金、1枚の銅板を叩いてタンブラーを作るコースのご紹介です。

タンブラーは持ち手のないカップ状の器です。冷たい飲み物を飲むのによく使われます。
氷を入れると銅なのでとても冷えて美味しく飲めます。アイスコーヒーや麦茶、ビールや焼酎などさまざまなものに使えます。
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写真は完成したものです。手作りのタンブラーで飲むお酒はまた格別な味です。


作り方はマグカップと基本的には同じです。持ち手がないので、背を高めに作ります。

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銅板を直径16センチの円にカットします。板の厚みは1㎜です。

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バーナーで熱して600度まで温度を上げます。銅板を叩いて絞る時にはこうして火をかけて熱して柔らかくしておきます。

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当て金と金鎚を使って絞って1枚の板をカップの形状にしていきます。

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ほぼ形が出来た所です。
ここから水平をだして口の部分を整え、内側に錫を引いて表面を硫黄で反応させて着色して完成となり、最初の画像のものになります。


時間は、初心者の方で2日くらいかかります。早い方ですと1日半くらいでしょうか。
経験者で馴れている方ですと1日でも制作が可能かと思います。

もし、初めての方で作られるのでしたら2日見ておいてください。
材料費は2000円となります。

教室は毎週土曜、日曜日で予約制となっております。1週間前までにご連絡頂けると助かりますが、スケジュールが空いていれば前日のご連絡でも対応可能です。
基本的に彫金鍛金それぞれ2名様、最大で合計4名様までとなっておりますが、若干は融通が利きますのでご相談ください。
教室の授業料は、
1日コース 10:00~13:00 13:30~16:30 計6時間 6,000円
半日コース 10:00~13:00 または 13:30~16:30 どちらか3時間 3,500円
入会金等はかかりません。

1日コースは半日コースよりもお得となっております。
当アトリエでは1日6時間制作する事で、途中で制作が止まってしまったりして制作に時間がかかってしまう無駄をなくせる様になっております。集中して、みっちり制作する事が出来ます。
2名様以上、1日コースのご予約でしたらご希望の平日での対応も可能です。

作業が出来る服装かエプロンをご用意ください。サンダル、ハイヒールは危険ですのでご遠慮ください。

場所は、
東武東上線川越市駅から徒歩10分
西武池袋線本川越駅から徒歩15分 です。
駐車スペースはございます。

プライベートの工房の為、ご予約を頂けた方に場所等の詳細は連絡させていただきます。

こちらまでお問い合わせください
metalsmith1117@gmail.com



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銅婚式 制作体験

以前、結婚7年目の銅婚式の記念に銅製タンブラーを制作しに来られたご夫婦がいらっしゃいました。
その時の記事を見て、また銅婚式の記念に銅で何かを制作したい、というご夫婦がいらっしゃいした。

お話を伺いますと、毎年「◯◯婚式」というものが何かしらあるそうで、毎回それにちなんだ物を制作されているどうです。
調べてみましたら、

1年目紙婚式
2年目綿婚式/藁婚式
3年目革婚式
4年目花婚式/書籍婚式
5年目木婚式
6年目鉄婚式
7年目銅婚式
8年目ゴム婚式/青銅婚式
9年目陶器婚式
10年目鍚・アルミ婚式
11年目鋼鉄婚式
12年目絹婚式
13年目レース婚式
14年目象牙婚式

と、沢山出て来ました。中にはもうこじつけでしかないだろう、、と思わざるを得ないものもありますね。
昨年は包丁を作られたそうです。これまでにも革鞄とか大作をつくられるそうで、毎年の楽しみだそうです。

今回、奥様が1日で銅マグを作り、ご主人様が銅の卵焼き器を2日かけて制作しました。
当金工教室でも卵焼き器を作るのは初めてでしので、写真を撮らせてもらいました。

銅は熱伝導率がよく、調理器具に適しておりプロの方も銅の物を使われていたりします。
卵焼き器も売られているのをしばしば目にします。ネットで調べると、外国でプレスして作られた物なのでしょうが驚く程安く売られていたりします。
せっかく手作りするのですから、市販の安い物よりも良い物を、という事で銅は少し厚めの1.5ミリを使用しました。
銅は薄すぎると熱伝導の良さから焦げやすかったり、下手をしたら穴が開いてしまいます。重量感はありますが、銅の鍋やフライパン等は厚みが1.5ミリは欲しい所です。中には3ミリの物とかもあります。

卵焼き器は関東が正方形で関西が長方形です。使い勝手では関西のタイプが使い易いそうなので、今回は長方形になりました。私が自分で作って使っているのも長方形のタイプです。

プレスで作ると簡単に箱状にする事が出来るのですが、当アトリエにはプレスが無いためにスリットを入れて折り曲げで溶接をしました。その後、持ち手を作りリベットで固定をし、内側に錫を引いて銅の表面を硫黄で黒くして完成となります。

持ち手の部分に銅婚式の「7」のデザインして入れられました。

油を最初に馴染ませてから使いますが、テフロン加工されたフライパンよりもふんわりと卵焼きがつくれます。
日常生活で使うものですので、記念の品としても重宝して使っていただけると思います。

当アトリエでは銅だけではなく、さまざまな金属で制作する事ができます。
金属の種類、特性にあったものがあり、それらのアドバイスも出来ます。

例えば、銅と青銅の違いはご存知でしょうか?
銅は基本的に純銅、青銅は銅に錫などが混じった物です。青銅は、鋳造する際に純銅だと流れ難いので流れを良くするために錫を混ぜた物です。大仏や彫刻で鋳物で出来ている物は青銅です。鍋やカップ、フライパン等は塑性変形が加工の過程で重要ですので純銅を使います。
これはほんの1例ですが、アルミや鉄、鋼、銀、金もそれぞれに適材適所があります。
◯◯婚式で金属でしたら、面白い提案が出来ると思います。

教室の詳細につきましては、こちらをご覧下さい。


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珠が浮かぶ盃

教室に参加された方の作品のご紹介です。

新潟から埼玉までお越しになられた方です。
お酒を注ぐと珠が浮いて見える珠盃という物を作りたい、と相談を受けました。
私はその珠盃の事を存じ上げなかったので分る範囲で色々と詳細を教えていただいたのですが、
実際にそうなるのかは半信半疑でした。

試しに銅でサンプルを作ってみた所、ある程度の深さのある金属の盃ですと光の反射で珠が浮かんでいる様に見える感じでした。
売られている珠盃は、ヘラ絞り加工や鋳造の挽き物で作られており、鍛金で叩いて作るものとは違い鎚目がついてなく、乱反射しないので奇麗に珠が浮いてみえる様です。

形としてはそんなに複雑ではないので、今回は鍛金で叩いて作り、時間の許す限り表面の均しをおこない奇麗な珠が見える様にする、という事にしました。材質は板厚0.6ミリの銀です。直径100ミリの円から作りました。高台は直径30ミリくらいの円をつけます。

銀は995という素材です。純銀は柔らかすぎるので、ほんの少しだけ銅が入ってます。とはいえ、かなり柔らかいので絞りはやりやすいです。ただ、銀は柔らかいので当て金のちょっとした強い曲面で叩いてしまうとそれが出てしまい、均しが少し難しいです。

鍛金は初めての生徒さんでしたが、絞る量も多くはないのでなんとか半日で盃の部分は形になりました。高台をつけてしまうと叩けなくなってしまうので、高台をつける前に極力均しをやります。
高台は銀の板をロウ付けして丸くしたものですが、それを錫でつけます。ロウ付けしてしまうと全体が焼き鈍しされて柔らかくなってしまいます。

磨き上げて1日半で完成しました。水を入れて確認しつつの制作でした。
画像で見ても珠が浮いて見える様に作る事ができました。

自分で制作した体験も大きいですが、お酒が好きな方にはお酒を飲むのがより楽しくなる事と思います。

金工教室の詳細はこちらをご覧下さい。

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金工教室 錫お猪口コース

金工教室で新しいコースをつくりました。
半日(3H)で錫のお猪口を制作するコースとなっております。

この錫のお猪口コースは、1枚の板から叩いて作って行くのではなく、錫を溶かして型に流してお猪口の形を作り、それを金鎚で叩いて整えて作ります。鋳造して作る事で形の整形にかかる時間を大幅に短縮しました。

錫は昔からある金属で、飲み物の容器によく使われている金属です。銅とは違い、金属の味が中身に移ることがないのが特徴です。

錫は融点が238℃と低いので、割と簡単に鋳造が出来ます。とはいえ、熱湯よりも熱いですしコツは沢山あるので難しい面も多々あります。

画像に合わせて行程をご紹介していきます。


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鍋に錫をいれてコンロで熱します。量にもよりますが、家庭用コンロでも溶かす事は可能です。


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左に写っているのがシリコンで作った型になります。


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錫が溶けて来た所です。


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シリコン型に溶けた錫を流し込みます。この流す時の温度と流し方が重要です。
小さく空いている穴は、溶けた錫のガスを抜くための穴です。


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冷めて固まったら型から取り出します。固まっても、まだまだ熱いです。



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カップは形状が難しく、シリコン型ですとガス抜きが難しく失敗する事も多いです。これは底に穴が開いてしまってました。



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錫を流すのに成功したらそれで終わりにはなりまん。今度は湯道を切り離します。



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湯道を切り離した後に、ヤスリ掛けをして整えます。錫は柔らかい金属で普通のヤスリを使ってしまうと、ヤスリの目が詰まってしまってもう取れなくなってしまいます。単目のヤスリやマジカットという目のヤスリを使います。
この湯道にヤスリをかける作業が少し大変です。



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湯道を整えたら、当て金と金鎚で叩いて行きます。シリコン型で形が複雑なので鋳肌があまり奇麗には出来ていません。巣穴やでこぼこを取るためにも叩いて整形して行きます。


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順繰りに叩いて行くとこうなります。金鎚は細い唐紙の方を使って模様をつけたりもします。底も叩いて奇麗に整えます。



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完成です。叩くのを丁寧にやると奇麗になります。
簡易的な鋳造ですので、若干巣穴が残ってしまいますが実用には問題ございません。本来は、この後に挽物屋さんという職人さんにお願いして内側を旋盤で少しだけ挽いてもらって奇麗にしますが、今回の3時間のコースではここで完成となります。

金属が溶けるというのを見る機会は普段あまりないので、錫を溶かして形になるのを体験するととても不思議に感じます。ですが、身の回りに鋳造で出来ているものは実は沢山あります。自動車のエンジンやガス管などの工業製品やアクセサリー、カバンの金具、ベルトのバックル、大仏など色々とあります。
余談ですが、奈良の東大寺の大仏は鋳造した物では世界最大の大きさとなってます。今の技術をもってしても、あの大きさの鋳造は不可能と職人さんが言ってました。火災により何度か消失し復元されてるのでオリジナルは左脇腹から足のあたりまでで、頭や身体は何度が作り直されてます。

この錫のお猪口コースは3時間程度で完成が可能です。
料金は、半日コースの3,500円と材料費2,000円で、合計5,500円となります。(別途消費税がかかります)
基本的に土曜日か日曜日の午前中か午後の3時間となります。

川越の一番街から徒歩10分かからない場所です。川越の観光がてら、いかがでしょうか。

金工教室の詳細は、こちらをご覧下さいませ。

お問い合わせはmetalsmith1117@gmail.comまでお願いいたします。

金工教室 マグカップ制作

お問い合わせの多い鍛金での銅製マグカップ制作体験に参加された方のご紹介です。
制作中の写真はないのですが、完成したものの写真を送っていただきました。

1枚の板から叩いて制作する、2日で完成させるコースでのご参加です。
このコースは大体の予定の目安として、1日目で鍛金の基本である絞りの感覚をつかんで叩いて形をつくり、2日目で持ち手を作りリベットで固定、内側に錫を引いて銅の表面を燻して完成、としてます。

とはいえ、絞りって何?って所から始まりますのでなかなか最初は上手くいきません。ただ板を叩いて行くのではなく、3次曲面に外周の径を縮ませるように絞って叩いて行きます。
右手のハンマーを打つ動きと板をしっかり押さえつつ回転させていく左手のバランスが馴れないうちは難しいです。
みなさん、私がお手本でやるの見ると簡単そうに見えるのにやってみると全然出来ないとおっしゃります。私も数年前に初めて陶芸の電動ろくろを体験しましたが、同じ様に上手く出来なかった思いでがあります。

1日目は途中途中で私が修正しながらなんとかカップの形が出来、予定よりもペースが良かったので持ち手の制作まで少し入れました。

2日目で持ち手を完成させてリベットで固定させました。持ち手の形は割と自由に作っていただいております。
内側に錫を引き、全体を磨いて奇麗にした後に硫黄で燻して完成しました。

何名か鍛金で銅のマグカップを制作しましたが、皆さん思った以上に大変だった、とおっしゃいますが出来た時の喜びはそれ以上のものがあります。


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画像の左は奥様が1日コースで作られた銀製のお猪口です。銀は銅よりも柔らかく鍛金もし易いです。銀のお猪口でしたら、1日での完成が可能です。ただ、最近銀の値段が多少下がったとはいえ銅に比べると高いです。このお猪口の銀の材料費で4000円弱です。銀での制作をご希望される場合、当方に銀の在庫が無い場合もありますので事前にご相談くださいませ。
プロフィール

Kohei Yoshida

Author:Kohei Yoshida
金属工芸家
http://koheiyoshida.com/

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